開通、ありがとうございます。

 

 

みなさんこんばんは。

このブログやRUACHのサイトなどで再三お伝えしておりましたが、台風24号から不通になっておりました、店の電話とネットが今日とうとう開通しました。3週間ぶりの復旧です。まだ数千件の世帯が同じような状況でいらっしゃるようです。NTTの工事の方も、福岡や奈良から応援でいらしていて、状況はほとんど把握できていないとおっしゃっていました。

停電から引き続いていますので、復旧をじっと待っていらっしゃった方もいらっしゃるようです。まだ件数が増えたりする日もあるとのことでした。

私のように、運転もせず、おうちで仕事をしている身としては本当に文字通りライフラインですので、断たれているあいだ、平常心で臨むつもりでいてもなにかと心に負担がかかることが多かったです。

日本全体に災害が多い昨今、改めてお見舞い申し上げますとともに、災いが小さく優しくなってくれますように、また国家から国民に対する思いやりのある福祉が為されますようにお祈りいたします。

以下はオフラインのパソコンで書き溜めていた記事です。数日前の雑感を書きました。

 

 

みなさんこんにちは。沖縄心のセラピストAZUです。
10月も半分が過ぎました。
台風の爪痕で木々の緑がすっかり枯れ葉色に変わっています。
まるで内地の秋みたいだけど、沖縄の場合は季節のせいではないんですよね。
私も驚きだったので説明しますと、台風の時に吹く強い風が海の塩を運び、木々に付着して植物を枯らせてしまうのです。

おうちの窓や壁にも、引きちぎられた木の葉が塩でべったり張り付いてしまいます。木の葉が付かなくても窓は外が見えなくなるほど塩でくもります。台風が去るとまずおうちの丸洗いが必要になります。放っておくとおうちが格段に傷みます。塩がしみ込んで、鉄筋が腐食してしまうそうです。

沖縄に来て驚くのは、これまで備品だと思ってきたものが実は消耗品だったという事実に出会うことです。10年の間にエアコンを何台買ったことか。なんだか失敗や無駄遣いをしてしまったような罪悪感が起こりますが、仕方のないことのようです。一生の買い物だと信じてきた家ですら、どんどん寿命が縮んでいくのがわかります。手入れとの競争のようです。
本当に、生活することが大変なのです。

東京という地がいかに自然界の脅威から守られた土地なのか、ということをよく思います。台風が来たら、おうちで静かにしていれば良かったのが夢のようです。

ラジオのニュースでは数十件の事故が報じられ、みんなおうちの中で被災されていました。また、南城市では事故がゼロとの報道でしたが(私がたまたま耳にした時点でですが)、おそらく田舎のほうでは事故があっても報告が行っていないことも多いのだなと理解しました。

鉄筋の家が崩れるのではというほどの暴風の最中、一軒向こうのおうちの屋根が剥がれて、路地からまさにこちらに猛スピードで一瞬向かってくるのを見て悲鳴をあげました。その時は運よく木に引っかかってそれは止まりました。けれどしばらくすると屋根の別の部分が、10畳以上もあるかという大きさのまま、お隣の庭に着地しているのを見ました。そのおうちのフェンスもぐちゃぐちゃでした。次の暴風のタイミングで何が飛んできてもおかしくない状態でした。

からだでやっと覚えたのが、台風の目のタイミングです。このあたりでは風向きが変わるまでの少しの時間にさっと用事をされる方を見かけます。主人も今回は出ていきました。吹き返しが来る前に手を打たないと、と考えてのことです。ご近所の何人かの方が出てきていらしたそうです。親戚の方もどこからかみえているようでした。でも結局その間にできることはほとんどありませんでした。どうやら、すべては起こってからの対処になるようでした。

あんな大きなものがあんなスピードで宙を動くなんて、本当に想像を超えます。でもそれが沖縄の台風なんです。

多くの人が無事なのは、うちなーの知恵と祈りのためだと思います。本当に、運悪い風向きにならないことを祈るしかなすすべがありませんでした。そしてきっと、多くの方が、島全体の無事を祈ってくださっているのだと思います。

最接近の翌日は、沖縄県知事選挙の投票日でした。わが家はネットと電話と、一時は私の携帯電話も圏外になり、音信普通でした。主人の携帯電話で主人の弟に選挙速報を頼んで知った、玉城デニーさんの当選でした。悪天候の中で、過去最高の得票数での圧勝です。圧勝の願いは叶いました。

沖縄の選挙が日本全体に、また世界全体にどれだけの影響力を持っているか、想像に難くありません。勝ち負けの問題ではなく、今起こっている危険な独裁政治に疑問と意志を投げかける大きな意味があると信じています。根底にあるのは、平和への願いなのです。だからこそ叶うことに意義があるのだと私は思います。沖縄の意識に、その意識を宿す人々に感謝でいっぱいになりました。前知事の翁長さんのおっしゃっていたとおり、本当はみなわかっているし、望みも一緒なのだと感じられます。

主人と二人で、でたらめなカチャーシーを一曲踊って、眠りにつきました。上手に踊れたらもっと良かったのですが。

おかあさん(うちの愛犬)は、台風が引き金でパニック障害が復活してしまったようです。
空が曇天で雨が降りそうになると突然、出して出してとケージを乗り越えようと暴れます。
そしてぶるぶるがたがたと震えます。いったんこうなるとしばらくはどうしても治まりません。かわいそうだけど、また平安が戻ってくるまで、ちょっとづつ乗り越えるしかありません。しばらくは目が離せません。だいぶ手放せるようになっていたのですが。安心してもらえるように、精いっぱい仲良くやっていこうと思います。

今日も時折清らかな風が吹き、身にまとった力みを洗い流してくれます。
せっせといろいろな片づけをしながら、ただの片づけ作業ではないような、新しい流れをこの身に感じてもいます。
これはきっと、新しい何かの始まりなのだ。それは後になって振り返らないとわからないけれど。そんな予感です。

みなさんにもどうか、良い風が吹きますように。